こんにちは!ヒロです。
クワカブの幼虫飼育にはマットや菌糸が必要になりますが、個別で管理しないと幼虫同士の喧嘩で落ちてしまう事があります。
とは言え、菌糸瓶を必要数購入するのは非常にコストがかかります。
なので今回は「コスパを意識した幼虫育成瓶」の作り方を説明します!
幼虫飼育で使用したマットもふるいのかけて再利用してみよう!
やり方は簡単なので是非チャレンジしてみてね!
✅マットプレス・ハンドプレス機を使う理由とは?
手動、もしくは機械的にマットを詰める道具になります!
しかし、なぜ固く詰めなきゃいかんの?
その理由は大きく分けて2つあります。
①マットの劣化を防ぐため
②幼虫の羽化を安定させるため
①については空気に触れる面積をなるべく小さくして、マットの鮮度を出来るだけ長持ちさせたい事ですね。
マットの交換回数が減り、幼虫のえさの鮮度が保たれるのでコストパフォーマンスにもつながります!
②の理由についてはとても大切です!クワガタの幼虫は、自然界では朽木や木の中で成虫になるのをまちます。羽化をする前にサナギになりますがその時に蛹室(ようしつ)という身を守ってくれる空間が必要です。
木なら崩れる心配は少ないですがマットですと蛹室(ようしつ)が上手く作れずちゃんと羽化が出来ない不完全な成虫や場合によってはダメになってしまう可能性も💦
マットはしっかり固めることが大切です!
瓶に詰めるマットですが、下記の商品は高栄養タイプで劣化もあまりせずどの種類にも使用でき非常にオススメです!何よりコスパが良いです(^^)↓
こちらは【月夜野さん】の菌糸ブロック!大型を狙うなら菌糸は絶対ですね!
菌糸ブロックをほぐすならコレ!!
✅マットプレス
こちらは道具を使って手の力でマットや菌糸を詰める道具になります!
金額は安めです。ビンの数が20以下なら頑張れますが詰め方にムラが出やすいので注意が必要です。
使い方は簡単!3つのステップで行ってみましょう!
①ビンに半分ほどマット&菌糸を詰めたらカチカチになるまで押し潰す!これ以上潰れなくなるまで押しつぶしてください。
②さらにマットを8割程度まで入れ20回ほど押し潰す!
③マットを満タンに入れてさらに押し潰す!これ以上つぶれない事を確認出来たらOK
この時点でマット&菌糸はビンの8~9割まで詰まっていると思います。
これで幼虫飼育ビンの完成です!
マットプレス!ちょっと大変ですが、少量ならマットプレスで問題ないと思います!
持ち運びも管理も楽でさっと作業が出来るので使用してる方は多いですね!
800ボトル等、口径50タイプ
1400ボトルなど、80口径タイプにはこれ!
✅ハンドプレス機
マットプレスの作業をもう少し楽に出来るのがハンドプレス機です!
ビンにマットを詰めて固めていく作業は同じですがテコの原理で一気にマットを固められる優れもの!ビン20以上の大量に詰めるときはこちらをオススメします!
ハンドプレスで述べたマットの詰め方と同じように
・ビン満タンにマットを入れ固める!
・ビン満タンにマットを入れさらに固める!
・潰れた分を補充し、さらに押し固める!
仕上がりはこんな感じになりました(^^♪カッチカチ
作業時間と労力はこちらのほうが圧倒的に楽だし早いです!詰め具合もしっかり固まるので長い目で見たらプレス機をおススメします!
*先端形状は自作するか使用するビンに合うかの確認をしてくださいね!
コメント欄に連絡頂ければ先端加工の相談に乗ります!
使用済みマットを再利用
使用済みマットもふるいにかけ、問題なさそうなら再び使用出来ます!
余ったマットは「ふるい」にかけ、コンポストに入れて蓋をしておけば問題なく使用可能です!日光の熱で内部の温度が上がり殺菌効果もあります!
雨水が入ると虫がわく原因になり一気に劣化してしまうので蓋が風で飛ばぬようご注意を!
ヒラタクワガタの幼虫ですが問題なく潜っていきました。
飼育数が多いとかなり費用がかかりますからね。
私がリサイクルマットを使用する種は、大型サイズが目的ではないニジイロクワガタや野外採取用に使ってます。ご参考までに!
リサイクルマットについて、詳しくはこちらで!
いかがでしたか!
飼育には色々な方法がありますがコスパを意識すると自分で詰めたほうがかなり金額を抑えられます。是非チャレンジしてみてね!
皆様に素晴らしい1日を✨
ではまた(^^)/
こちらにまとめておきます!
コメント
[…] コスパ最強!プレス機を使って菌糸やマットを瓶に詰めて幼虫育成の方法hi-rowlife.com2022.02.20 […]